リスボン宣言
(患者の権利に関する世界医師会リスボン宣言)
医療界は近年、大きな変革を経験しており、医師、患者、そして社会一般の関係も変容してきました。私たち医師は、常に自己の良心に従い、患者の最善の利益を追求する使命を胸に抱いています。同時に、患者の自律と公正な処遇を保障するために、同等の努力を惜しむことはありません。
この「リスボン宣言」は、患者の主要な権利を列挙したものであり、私たち医療従事者はこれらの権利を認容し、擁護する共同の責任を担っています。法律、行政機関、その他の組織が患者の権利を脅かす場合、私たちはその権利の保護と回復のために適切な手段を講じなければなりません。
また、生物医学研究においても、被験者には通常の治療を受ける患者と同等の権利と配慮が与えられるべきです。これは、研究の目的に関係なく、人間を対象とする研究における基本的な原則です。
「キヤンメディカルクリニック虎ノ門」は、これらの価値観と原則を重要視し、患者様に最高の医療ケアを提供することを誓っております。私たちは患者様の信頼に応え、共に健康な未来を築いていくことを願っております。
POINT医師、患者、社会一般という3者間の関係は近年著しく変容してきている。医師は常に自己の良心に従い、患者の最善の利益のために行動すべきであるが、患者の自律と公正な処遇を保障するためにも同等の努力を払うべきである。本宣言は医療従事者が是認し、推進すべき患者の主要な権利を全てではないが列挙したものである。
医師およびその他の医療に従事する者・機関はこれらの権利を認容し擁護する共同の責任を有する。法律や行政、あるいはその他の機関や組織が患者の権利を否定する際には、医師はその権利の保証あるいは回復のため適切な手段を講じねばならない。
ヒトを対象とする生物医学(biomedical)研究(治療を目的としないものを含む)においても、被験者には研究を目的としない通常の治療を受ける患者と同等の権利や配慮が与えられるべきである。
【 良質の医療を受ける権利 】
何人も差別されることなく適切な医療を受ける権利を有する。すべての患者は、臨床上および倫理上の判断を外部干渉なしに自由に下すことが期待できる医師から、ケアを受ける権利を有する。
【 選択の自由 】
患者は、民間であると公的であるとを問わず医師や病院あるいは保健サービス施設を自由に選択し変更する権利を有する。
【 自己決定権 】
判断能力のある成人患者は、いかなる診断手続あるいは治療であれ、それを受ける事を承諾あるいは拒否する権利を有する。
【 尊厳性への権利 】
患者は最新の医学知識のもとで、その苦痛から救済される権利を有する。
KIYAN MEDICAL CLINIC 虎ノ門
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