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POINT【脳梗塞とはどんな病気】
厚生労働省の統計によりますと日本の脳血管障害の 発生数は年間約 29 万人、総患者数は約 118 万人、死亡者数は年間約 11 万人、後遺症を抱えている患者数は 250 万人、未病者数(患者予備軍)は 1000 万人と言われております。また、脳血管障害者が出た場合 の治療費、介護費だけでも 5 年間で 1 人 1200 万円の国の負担になります。家族の負担は膨大なもので、更に、脳梗塞の患者さんの多くが 2,3 年後に 2 度目の発作を起こしております。脳血管障害は大きく分け て、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血に分類され 65% 以上が脳梗塞です。

日本人の死亡原因の第 4 位が脳の血管の病気なのですが、その多くが脳梗塞です。脳梗塞をいったん発 病すると、たとえ命が助かったとしても、多くの場合、麻痺などの後遺症が残ってしまいます。脳梗塞は文字 どおり、脳に梗塞が起きる病気です。梗塞とは、ある 部分で血液の流れが止まってしまい、必要な血液を得 られない箇所の細胞が死んでしまうことです。脳の細 胞はほとんど再生しないので、脳梗塞で失われた機能 は取り戻せません。ですから命が助かっても、後遺症が残ってしまうのです。

脳梗塞の原因は、大きく分けて二つあります。一 つは脳の血管そのものに起こる動脈硬化(脳血栓症) です。脳の動脈硬化が進んで血管の内部が狭くなり、血液の流れが悪い部分ができていると、ちょっとした 血圧の変化などをきっかけに、その部分に血栓(血の塊)ができて、血液の流れを完全に塞いでしまいます。もう一つは、脳でなく心臓の出来事によるもので、その大部分は、代表的な不整脈である心房細動の結果、心臓の中にできた小さな塞栓が血液の流れに乗って 脳の血管に運ばれてきて、そこで血流を塞いでしまう(脳塞栓症)という、起こり方です。
脳梗塞の発作が起きると、手足のしびれや麻痺、ろ れつが回らないといった症状が現れ、時間とともにひ どくなっていきます。これらの症状が突然現れたら、躊躇せずに救急車を呼ぶことが、なにより大切です。

【 アンチサイトカイン/血管内抗炎症点滴 】
人体の血管の長さはおよそ 1 万キロ。地球を 2 周半する長さです。血液は時速 216 キロのものすごいスピードで心臓から送り出されます。その圧力が血管にかかります。脳血管が詰まり、その先に血液が運ばれなくなると、脳梗塞となります。細くなった ( 狭窄した) 血管を広げ、若返らせて血流を良くするのがアンチサイトカイン点滴(血管内抗炎症点滴)の目的です。

金澤武道医師が長年取り組んできた、脳梗塞を発症した患者、その予備軍である未病の患者に対し治療 した「点滴療法」は、すでに、7,000 名以上にのぼり、33%の患者については歩行が改善した、視力が回復した、言葉がはっきりしゃべれるようになったなどの顕著な回復が見られ、80%以上の方に有意性が認められています。MRI、MRAの画像からも血液の流れの改善が確認されております。

入院による治療では約10日〜14日、通院治療では5〜10回の点滴治療を行なうことで、血小板の凝集を防ぎ、血管壁の炎症を抑えるなど、症状の改善・回復を目指します。詰まった血管がもとに戻ることも、その先にある死んだ細胞が蘇ることもありませんが、この点滴療法で、脳全体の血流が良くなり、機能が回復することがあります。治療を受けた 83% の人に、動かなかった手足が動いたり、出なかった言葉が出るなどの効果が現われています。

脳梗塞の前触れである※未病状態に対して治療することが最大の目的の方法です。病気から未病へと発想を転換し、脳梗塞を起こす前に未病治療を行うことで、脳梗塞と後遺症から患者さんを守ります。
(※未病状態とは、脳梗塞にはなっていないが前触れとしての症状(めまい・しびれ・ろれつが回らない・物忘れが多くなった等々)がある場合、又は全く無症状だが脳 MRI・MRA の検査でわずかでも異常がある場合を表します。)

【 未病/生活習慣病予防 】
まずは脳梗塞にならないようにする必要があります。具体的には生活習慣病の管理が必要で、糖尿病高血圧脂質異常症といった疾患の管理が一番大切です。
そのため当院では上記の点滴療法に加え、生活習慣病の管理も積極的に行なっております。ご気軽にご相談ください。


 

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