幹細胞培養上清液・エクソソーム
幹細胞培養上清液とは、幹細胞を研究室などで培養した際に、細胞と共に培養液に含まれる成分を指します。幹細胞は、自身が分裂して様々な種類の細胞に分化する能力を持つと同時に、成長因子やサイトカインといった有用な分子を分泌します。これらの分子が幹細胞培養上清液にも含まれ、細胞外の環境に作用して他の細胞の成長や修復を促進することが期待されています。
幹細胞培養上清液が期待される理由は、これに含まれる生理活性物質が、組織の再生や修復、抗炎症作用などに効果を発揮する可能性があるからです。また、実際の幹細胞を用いる代わりに、培養上清液を使用することで、細胞移植に伴うリスク(拒絶反応や腫瘍形成のリスクなど)、塞栓症を避けながら治療効果を得られるかもしれないという点も注目されています。
さらに、幹細胞培養上清液は、幹細胞そのものを患部に移植するよりも点滴投与のため比較的容易であると考えられています。これにより、難治性疾患治療や再生医療、さらには糖尿病や認知症など幅広い分野での利用が期待されています。
注意点
ただしまだまだ研究領域の分野になります。人に対しては研究領域であり、症例報告レベルですが効果がある報告はあります。しかしまだまだ長期的な副作用やエビデンスの蓄積はなく、当院では研究目的にのみ提供しております。
正しい知識で一緒に頑張りましょう!
KIYAN MEDICAL CLINIC 虎ノ門
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